「デザイン経営」ってなんだろう?──意味をつくる時代の、新しい経営のかたち

最近、私たちツクリテの提案書にもたびたび登場しているキーワード「デザイン経営」。

最近、耳にする機会はあるけれど、実際に何をすること?デザインって見た目の話じゃないの?

そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。

今回は、私たちが実践している「デザイン経営」の考え方と、そのプロセスについてご紹介します。

 

時代は「課題を解決する」から「意味をつくる」へ

これまでの経営が「課題を解決すること」に重きを置いていたとすれば、これからの経営は「意味をつくること」が問われる時代だと言われています。

単なる問題解決ではなく、企業やサービスが「なぜ存在するのか?」「誰にどんな価値を届けるのか?」といった、本質的な問いに向き合う必要があります。

その中心にあるのが、デザインの力です。

 

デザイン=見た目だけじゃない

「デザイン経営」とは、見た目の美しさやスタイリッシュさだけを指すものではありません。

ブランドの構築やイノベーションの創出に、デザインの思考や手法を活かすことで、経営そのものをより創造的にしていこうというアプローチです。

その本質は、“人(ユーザー)を中心に据えて考える”ということ。

ユーザーの感情や行動に丁寧に向き合い、従来の枠を超えたアイデアを反復・改善しながら形にしていくプロセスが、デザイン経営のコアにあります。

(参考:特許庁「デザイン経営」 https://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei.html

 

ツクリテが支援する「デザイン経営」の流れ

ツクリテでは、以下の5つのフェーズを軸に、企業の「らしさ」と「意味づくり」に伴走しています。

 

PHASE.01 らしさの発掘

  • MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の再整理、再構築

  • 経営理念や組織文化の可視化

  • 競合や市場環境の簡易分析

まずは、今の自社を深く掘り下げ、独自の「らしさ」や「軸」を見つけることから始めます。

 

PHASE.02 つながりの設計

  • 顧客/社員/パートナーなど、関係者ごとの体験を設計

  • 顧客ジャーニーやインタビューを通じて感情の動線を理解

ブランドは一方通行では育ちません。関係する人たちとの接点を丁寧に設計します。

 

PHASE.03 ブランド表現の統一

  • ロゴやタグライン、ビジュアル、トーン&マナーの整理

  • 名刺、Web、パンフレット、ユニフォームなどへの展開

見た目を整えるのは、中身が明確になってから。言葉やデザインに一貫性を持たせることで、信頼と共感を育てます。

 

PHASE.04 社内実装と育成支援

  • 社内ワークショップや価値観浸透イベントの企画

  • デザイン思考を活用したミニプロジェクトの伴走

どれだけ素晴らしい理念やデザインも、浸透しなければ意味がありません。社員の心に“火を灯す”ための工夫が欠かせません。

 

PHASE.05 ブランド活用戦略

  • 継続更新の仕組みづくり

  • SNSやプレスを活用した社外発信

  • KPI・ブランドスコアなどの可視化

ブランドは「つくって終わり」ではなく、「育てていくもの」。継続的に発信し、社内外での評価と改善を回していきます。

 

最後に

ツクリテでは、「創造性」「共創」「意味づくり」を軸にしたデザイン経営を支援しています。

決して一方的な“コンサル”ではなく、クライアントと共に悩み、考え、つくっていくプロセスを大切にしています。

もし、経営の中で「らしさが見えなくなってきた」、「社内の価値観がバラバラかもしれない」、「顧客との関係性を再構築したい」と感じている方がいたら、それは“デザイン経営”に取り組むタイミングかもしれません。

まだまだ事例が少ない領域ですが、まずは“デザイン経営”という手法を知っていただくきっかけになれば幸いです。

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