採用サイトの魅力的なコンテンツとは?応募者に響く参考事例を紹介
採用がむずかしい時代だからこそ、会社の「らしさ」をちゃんと伝えられる採用サイトが大切になっています。
求人票だけでは伝わらない魅力を補ったり、候補者の不安をやわらげたり、共感を育てたり。採用サイトにはそんな役割があります。
今回は、採用サイトでよく見かける実際のコンテンツを取り上げながら、その効果やポイントをディレクター目線でご紹介しようと思います。
1. 経営理念・会社概要
📝 役割
候補者が「この会社は信頼できるのか」「自分の価値観と合うのか」を最初に判断するベースになります。単なる所在地や設立年といった事実だけでなく、「なぜこの事業をしているのか」「社会にどう貢献したいのか」を言葉にすることで、共感を呼び、応募への一歩につながります。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 企業の信頼性・安定性を示すことができます
✔︎ 求職者にとって「共感できる理念があるか」を判断できます
💡 ポイント
✔︎ 沿革や受賞歴など、客観的に信頼を裏付ける要素を入れると、よりよいです
✔︎ ビジョンは短く、覚えやすい・記憶に残りやすい言葉でまとめましょう
🌐 参考となるサイトの例(JR九州 採用サイト)

URL:https://www.jrkyushu.co.jp/recruit/about/
いわゆるミッション・ビジョン・バリューを、難しい言葉ではなく“自分ごと”に落とし込みやすい表現で伝えているのが印象的です。
「わたしたちの夢」に共感した人と働きたい、そんな想いが伝わって候補者もぐっと引き込まれますね。
それにしても、九州の元気づくりっていい言葉だなぁと思います。
2. 事業内容
📝 役割
企業が「何を強みに事業を展開しているのか」を伝えるコンテンツです。専門外の人にもわかるように、難しい言葉をかみ砕き、サービスや製品の特徴を整理することが大切です。ここが伝わると、候補者は「この事業に参加して社会にどう価値を生み出せるか」をイメージしやすくなります。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 候補者が「自分の経験や興味と結びつくか」を判断できます
✔︎ 顧客層や業界での立ち位置も把握できます
💡 ポイント
✔︎ 技術的な説明だけでなく「社会にどんな価値を届けているか」を強調します
✔︎ 写真やイラストで表現すると、求職者に理解されやすいです
🌐 参考となるサイトの例(マネーフォワード 採用サイト)

URL:https://recruit.moneyforward.com/service
サービスの種類は幅広く多岐に渡っていますが、、事業の柱を丁寧な文章とあたたかいデザインでわかりやすく伝えています。
「お金は役にも立つし、悩みのタネにもなる」という視点から、人とお金との関係をどう解決していくのか、そんな企業姿勢が自然と伝わってきます。
3. 社員インタビュー・座談会
📝 役割
実際に働く人の声を通じて、“現場のリアル”を伝えるコンテンツです。仕事内容の紹介にとどまらず、やりがいや成長実感、苦労や乗り越えた経験まで語られることで、候補者は「自分が働いたらどうなるか」を具体的にイメージできます。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 候補者が自分の姿を重ねやすくなります
✔︎ 社風や人間関係がイメージしやすくなります
💡 ポイント
✔︎ 入社理由・やりがい・大変さのバランスを取りましょう
✔︎ 写真は笑顔や会話シーンを使い、求職者との程良い距離感を感じさせるのが良いです
🌐 参考となるサイトの例(NEXCO東日本 採用サイト)

URL:https://www.e-nexco.co.jp/recruit/e-nexco/people/01/
仕事内容ややりがい、成長したことなどを赤裸々に語っているのがGoodポイントだと思いました。
とくに、楽しい話だけでなく「ここが大変だった」といった苦労話も含まれているのがリアルで共感を呼びます。
候補者が「自分もこうやって成長できそう」と思える仕掛けになっていますね。
4. 1日の仕事の流れ
📝 役割
職種ごとの一日のスケジュールを紹介することで、働き方やライフスタイルをリアルに伝えるコンテンツです。入社後の時間感覚をイメージできるので、候補者にとってミスマッチ防止につながります。動画や写真を組み合わせるとさらに効果的です。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 働き方のイメージを具体的に持つことができます
✔︎ ワークライフバランスを理解しやすくなります
💡 ポイント
✔︎ 時間軸で整理することが大切です
✔︎ 写真や簡単なコメントを添えて臨場感を出すとよりイメージしやすいです
🌐 参考となるサイトの例(クラウン・パッケージ 採用サイト)

URL:https://www.crown-grp.co.jp/recruiting_en/work/work03.html
各シーンごとに動画が添えられていて、簡易的な1日密着動画のような感じになっていますね。
文章や写真だけでは伝わりにくい“働く雰囲気”が、グッとリアルに伝わってきます。
5. キャリアパス
📝 役割
入社後にどんな成長ルートや昇進の仕組みがあるかを示すコンテンツです。候補者は「この会社で長く働いたとき、どんな未来が描けるのか」を知りたいもの。評価制度やキャリアステップが明確に示されていると、安心感とモチベーションにつながります。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 長期的に働くイメージを持ちやすくなります
✔︎ 早期離職防止にもつながります
💡 ポイント
✔︎ 図解(キャリアマップ、キャリアラダー、すごろく形式など)が有効です
✔︎ 評価基準を簡潔に入れるとモチベーションアップにもつながります
🌐 参考となるサイトの例(クリエイトエス・ディー 採用サイト)

URL:https://www.createsd-recruit.jp/careerstep-pmv2/
キャリアの流れだけでなく、評価制度までしっかり掲載されています。
数値を使った客観的な評価は、自分の努力や成長がどのように認められるのかを想像しやすく、安心してキャリアを描ける材料になりそうですね。
6. 数字で見る〇〇
📝 役割
社員数や平均年齢、男女比、有給取得率などをインフォグラフィックで可視化するコンテンツです。直感的に理解できるうえ、数字に裏付けされた「会社のリアル」が伝わります。業績や成長率だけでなく、人に関わるデータも入れると、候補者により身近に感じてもらえます。
🧑🏻💻 効果
✔︎ データで会社の実態を直感的に理解しやすくなります
✔︎ 客観性があり安心感にもつながります
💡 ポイント
✔︎ 見やすくデザインする(グラフ・アイコン)ことが重要です
✔︎ 他にはないユニークな切り口で企業らしさを表現することも効果的です
🌐 参考となるサイトの例(クロト 採用サイト)

URL:https://clotho-recruit.com/about/number.php
平均年齢や男女比といった定番の数字に加えて、人にフォーカスしたユニークなデータも紹介されています。
数字なのに不思議とその会社の“ひととなり”が伝わってきて、読み手が親近感を抱ける工夫になっています。
ちなみに自分は1日2回、目薬をさします(ドライアイ)。
7. 〇分で分かる△△
📝 役割
「3分でわかる会社紹介」のように、短時間で会社全体の概要を理解できるコンテンツです。特に初めて企業研究をする候補者にとって入り口となりやすく、就職活動や転職活動で多くの企業を比較する際の“とっかかり”にもなります。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 候補者の情報収集コストを下げることができます
✔︎ 忙しい人にも短時間で概要を掴んでもらえます
💡 ポイント
✔︎ 動画やスライド形式だと効果的です
✔︎ コーポレートサイトとの重複は避け、採用視点でまとめましょう
🌐 参考となるサイトの例(東京不動産管理 採用サイト)

URL:https://recruit-tfk.jp/about/3min/
テキストやイラスト、さらには「数字で見る」要素まで組み合わせていて、会社の概要を知る入口としてぴったりの構成だと感じました。
業界研究や企業研究の最初の一歩にも最適で、「まずはここから」という導線づくりにとても有効ですね。
8. 福利厚生
📝 役割
制度や環境面でのサポートを伝えるコンテンツです。給与以外の魅力として候補者が重視する部分であり、「安心して働けるか」「働きやすい環境があるか」を判断する材料になります。ユニークな制度や小さな工夫も、候補者にとっては大きな魅力になることがあります。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 応募の動機付けになります
✔︎ 候補者が他社と比較検討しやすくなります
💡 ポイント
✔︎ 一般的な制度は簡潔に、自社ならではの特色を強調しましょう
✔︎ 使われている様子を写真や事例で見せると説得力がアップします
🌐 参考となるサイトの例(フラー 採用サイト)
URL:https://recruit.fuller-inc.com/benefit
フレックスタイムや書籍購入補助といった制度に加えて、「お菓子コーナー」なんて仕掛けまであるんですか!?
働く人のモチベーションは、こういう“ちょっと嬉しい仕組み”からも生まれるのかもしれません。
(ちなみにツクリテに導入されるなら、自分は迷わずグミをリクエストします!)
9. よくある質問(FAQ)
📝 役割
候補者が抱きやすい不安や疑問を先回りして解消するコンテンツです。勤務条件や選考フローだけでなく、リモートワーク環境やキャリア相談の機会なども入れておくと親切です。FAQが充実していると「この会社は応募者目線に立っている」と好印象にもなります。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 問い合わせ対応の効率化(企業側)が図れます
✔︎ 求職者は応募前の心理的ハードルを下げることができます
💡 ポイント
✔︎ “聞かれやすい質問”を具体的にまとめましょう(例:残業、リモート可否)
✔︎ 丁寧で誠実な回答を心がけることが大切です
🌐 参考となるサイトの例(サイボウズ 採用サイト)

URL:https://cybozu.co.jp/recruit/entry/faq/
「新卒採用」「キャリア採用」など、自分に関係ある質問にすぐアクセスできる構成はとても親切です。
候補者にとっては“知りたいことがすぐわかる安心感”につながりますね。
10. 募集要項
📝 役割
仕事内容・条件・勤務地といった応募に不可欠な情報を正確に示すコンテンツです。加えて、選考フローや入社後の待遇も明確に書かれていると、応募者とのミスマッチを防げます。候補者はここを必ず確認するため、読みやすさ・更新のしやすさも重要です。
🧑🏻💻 効果
✔︎ 候補者の行動(応募)に直結します
✔︎ 求職者とのミスマッチを事前に防ぐことができます
💡 ポイント
✔︎ 必須/歓迎スキルを明確にしておきましょう
✔︎ 選考フロー・想定年収レンジを記載しておくと、なお良いです
🌐 参考となるサイトの例(阪神高速道路 採用サイト)

URL:https://www.hanshin-exp.co.jp/company/recruit/recruitinfo/
募集職種の情報だけでなく、入社後の待遇や福利厚生、さらに選考フローまで整理されているのは応募者にとってありがたい設計です。
情報が整っていることで「応募してから想像と違った…」というミスマッチを防げるので、企業と候補者双方にメリットがありますね。
まとめ
採用サイトには、会社の魅力を伝えるためのコンテンツがたくさんあります。
自社では「これって魅力になるのかな?」と思うことも、視点を変えれば応募者にとっては十分に響くポイントになることがあります。
たとえば日常のちょっとした工夫や、社員が大切にしている価値観なども立派なアピール材料です。
ツクリテでも、今回ご紹介したような定番コンテンツはもちろん、数字の見せ方やユーモアを交えたアイデアなど、“その会社らしい採用サイト”になるよう一緒に考えていきます。
「うちにはどんなコンテンツが合うんだろう?」と思ったら、ぜひ気軽にご相談ください。